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下あごの手術でのリスク

上あごへのインプラントでもっとも頻発するトラブルとして挙げられるのが上顎洞へパーツを落下させてしまうというもの。 これに対して、下あごに対してもっとも犯しやすいミスとして挙げられるのは神経の麻痺というトラブルです。

インプラント手術で死亡してしまった・・・なんていう医療ミスは民事裁判だけではなく、刑事上でも業務上過失致死の罪に問われるものですが、 手術の直後に抜けてしまったり、上顎洞にインプラントを落とされてしまったというレベルのミスで訴訟になるという事は殆どと言っていほど有り得ません。

これらのケースに陥ってしまった場合には、多くの場合、歯科医師あるいはクリニックが非を認めて手術費用を返したり、手術をやり直すという方法で済ませます。 では、訴訟となってしまうケースにはどんなパターンがあるのでしょうか?

そのもっとも目立つ例として挙げられるのが、ドリルで穴をあける時に神経を傷つけてしまうということ。 こうなると口の感覚や味覚がマヒしてしまいますが、実際にこういったミスが起こり得るのです。 医療技術が確立されてきているため、絶対数は少ないものの「もしも下あごの手術に失敗してしまった」場合にはこの手のミスが多いと言えます。

インプラント手術のときに一番恐ろしい場所と歯科医師が口をそろえるのはオトガイ孔周辺です。 これは下あごの糸きり歯周辺に空いている穴で、この穴には血管や神経が束単位で出入りしている非常にデリケートな部分。 ヒトの奥歯の下側には下顎間という血管と神経の管が通っていますが、左右の奥歯の下から犬歯の下付近まで、下顎骨の内部を通っています。 そして、この束は犬歯の下付近にあるオトガイ孔から下顎の外側に出てきます。 オトガイ孔の周辺にドリルで穴をあける場合には、どこに神経が通っているかを見誤ると、この下顎管を傷つけてしまうのです。

こうなると、口の中の味覚や感覚がマヒしてしまうことになります。 実際に味覚神経を傷つけてしまうという事例はインプラントに限らず歯医者では頻繁に起こってしまうミスです。

もちろんこの他にもミスのパターンはないわけではありません。 何かを咀嚼したときに痛みが走ったり、不具合が生じてしまうこともあるのだとか。 そして、これを避けるためにもやはりクリニックと歯科医師の選び方は大切になってきます。

選び方について言えるのは、とにかく実績をしっかりと見極めることでしょう。 また手術室をはじめとする設備はどれだけ充実しているか、カウンセリングでの対応は誠実か・・・ これらの基本となるポイントから見極めていきましょう。