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疾患がある場合は?

インプラントの治療には向き不向きがあります。向いているタイプや必要となる条件があるわけです。 では、その反対にインプラントに向かない人や手術が困難になってしまうタイプの人もいるのでしょうか? 結論から言えば、確かにインプラントの手術に向かない人は存在します。

そもそも、この治療方法の成功率が現在では95パーセントから99パーセントという高確率を示しているのは、 どんな症例に対して、どんな風に治療を行えばいいのかというシステムやテンプレートが十分に確立されているからなのです。

つまり、その裏を返してみると「システムに当てはまらない人」の場合は通常の方法でインプラントの治療を行うことは極めて困難であるということ。

精密検査の結果、アゴの骨の厚みが足りないと判断されるパターンがもっとも頻繁に発生するケースですが、 この他にも歯周病がかなり進んでいて、歯の周りの骨までがなくなってしまっている場合や自分の口の形にあっていない入れ歯を使い続けてしまって、 顎の骨がすり減ってしまっている場合などは手術を受けられないと判断されることもしばしばあります。

最近になって、骨粗しょう症という症状に対する認識が高まってきていますが、実は、これが進行した場合もインプラントをすることが出来ません。

そもそも骨粗しょう症は骨密度が低くなってしまう病気で、高齢になると症状が引き起こされたり、進行してしまう可能性が高まります。 そんな背景から、自分の骨は大丈夫なのだろうか?と不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。

実際に健康診断などで骨密度に異常があると言われたことがあるという方もいるでしょう。 ここで大切になってくるのは骨の量だけではなく、質も大切になってくるということです。 骨粗しょう症は前述したように、骨の中身がスカスカになってしまうということ。 骨がスポンジのようになってしまう訳ですから、そこに人工歯根を埋め込んで義歯を支えるというのは些か困難というわけです。

もちろん、骨粗しょう症だからといって、必ずしも治療を諦めなくてはいけない訳ではありません。 部位によっては対応可能なケースも少なからずあり、歯科医師によっては、その提案をしてくれる場合があります。 そんな歯科医師がいわゆる「良い歯医者さん」です。 骨粗しょう症ということで門前払いされてしまうようであれば、その歯医者さんの技術と知識は問題があるかも知れません。

ただし、骨粗しょう症の薬にはインプラントの治療時に影響を与えるものもあります。 もし薬を飲んでいるという場合は、安全のためにも必ず歯科医師に相談しましょう。