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安定期間とは?

インプラントでは、安定期間というものをおくことが特徴となります。 アゴの骨の上に土台となるネジ式の人工歯根を埋め込むわけですが、この後に骨とインプラントの素材であるチタンがしっかりと結合するまで待つ間を安定期間と言います。 通常であれば、下あごは90日程度、上あごは180日程度待たなければいけないのです。

近年の治療においては、インプラント医学の発展に伴って、この期間が短縮できるようになっています。 アメリカの食品薬品局”FDA”も早期から人工歯をいれる症例を認めているようです。 しかし、日本人の骨と欧米人の骨には若干の違いがある傾向があります。 日本人の場合は欧米人よりも若干ではあるものの骨が柔らかいのです。 そのため、安定期間にも多少の差が出てきます。

少しでも早くインプラント手術を終わらせてしまいたいというのが、多くの人の望むところかと思いますが、 患者は焦らずに待つ必要があるケースでは、しっかりと待つことも大切になってきます。 そんなに長期間にわたって待つなんて気が遠くなるし、手間もかかるんだなと感じた方もいるかも知れません。 しかし。一度入れたらほとんど作り直す必要がなくなるのがインプラントのメリットです。 入れ歯のような手間がほとんどかかりません。 だからこそ、待つときはしっかりと待って施術を完璧なものにしましょう。 インプラントは新調する必要が殆どないというわけです。

そのため、言い換えてみれば、その後の半生をずっと伴にするパートナーともいえるでしょう。 だからこそ、数か月間であれば十分に待つのが賢明ですし、それだけの価値は十分にあると言えます。

これは、建物を建てるときと同じメカニズムともいえるでしょう。 しっかりとした家やビルは何よりも土台工事がしっかりと行われているのです。 基礎工事において、セメントが固まらないうちに悔いを打ち込んだところを想像してみればわかります。 いくら狙いを定めてきっちりと杭を打っていったとしても固定されないうちに瓦解してしまうでしょう。 インプラントの場合も、安定期間をしっかりとおくことは土台工事をしっかりと行うことと同じ。 その点を意識して、インプラントの治療を成功させましょう。

ちなみに、近年ではインプラントの表面に特別な処理を施したタイ湯ナイトやオッセオタイトなどの優れたインプラントも開発されているのだとか。 これによって安定期間をより一層短縮することも可能になってきています。